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大吉GUY URL 2010-04-04 (日) 21:27

復活おめでとう&ありがとうございます!昔からの一ファンとして,こんなに嬉しいことはありません。最近減少気味のネットの楽しみに,大きな喜びが戻ってきました!

……しまった,CDの購入数が増えてしまうかも知れん……

定成寛 URL 2010-04-08 (木) 17:18

早速のコメントありがとうございます!ブログというものに不案内なので、ブログ的な文章、文体ではないかもしれませんが、つれづれに書いてみたいと思います。果たしてどうなるか?! こちらこそよろしくお願いします。
CDとしては、ローランド・カークが強烈にお薦めです!いや、ブレイスも、昔のドン・チェリーも…。

michiaki URL 2010-05-08 (土) 12:05

久々に拝見いたしました。復活を心待ちしていた身としては是非とも「川島雄三伝」の完成を望んでいます。おかげさまで今ではすっかり川島監督のファンとなりました。よろしくお願いします。

定成寛 URL 2010-05-08 (土) 13:46

michiakiさま、コメントありがとうございます。そうですね、川島傳の方はやはりサダデラの書式に則った方が良いと思うので、ブログではなくアチラで進めたいと思います。もっともブログにも、川島の事はチョコチョコ出てくると思いますが(笑)。おかげさまで10年ほどまえに消失作品を除く50タイトルをコンプリートしまして、ここ4、5年でこっそりとレビューの下書きもしております(気が長すぎるのが私の欠点かと)。
川島傳はライフワークというか、老後の楽しみ(?!)とも考えていましたが、お待ちの方もいらっしゃるので、そろそろ再開しなければ…。

cigarettes_echo URL 2011-09-02 (金) 18:29

Twitterでは貴重な情報有り難うございました。熊本という辺鄙な場所にいると、どうしても音楽の情報が少なくなります。フレッド・フリスの名を見てニヤニヤしちゃいました。法政大学の学館ホールで見た"Naked City" は強烈でした。
エルメート・パスコアール。今から追いかけてみようと思っています。

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第2回-愛すべき工作ジャズ




先日、あるところで「一度に複数の楽器を演奏するジャズプレイヤー」についての原稿を書いた。スペースが限られていたので、「こんな人がいますよ」的な紹介でとりあえずまとめたが、その執筆のために実際のサウンドを聴いたところ、非常に面白いことに気がついた。このブログは文字数の制限がないので(そのかわりに原稿料もないが)、勝手に続編(?)、「一度に複数の楽器を演奏するジャズプレイヤーのサウンド」について、心置きなく書いてみよう。

聴いてみたのは、まずローランド・カーク。続けてジョージ・ブレイス。あとは激しく持ち替えるという意味(?)で、ドン・チェリー。ジャズではないけれど、ギタリストのフレッド・フリスのユニット"スケルトン・クルー"。何でも演奏するという意味(だからどういう意味?!)で、ブラジルのエルメート・パスコアール。以上5組。これらの名前を聴いて、ニヤニヤ、ワクワクした人がいたら、私は非常に仲良くしたい(笑)。

若干の説明が必要だろう。ローランド・カークは盲目の(医療過誤で幼年期に失明)マルチリード奏者で、1977年に42歳で亡くなっている。代表作は1962年の『Domino』と、'68年の『The Inflated Tear~溢れ出る涙』、いや'61年の『We Free Kings』もイイ。
写真を見ていただければ一目瞭然だが、テナー+ストリッチ(ストレート・アルト)+マンツェロ(巨大なベルの付いたカーブド・ソプラノ)の3本を首から下げ、アルト・フルート、あるいは鼻で吹けるように改造してあるノーズ・フルートを手に持って…という、非常に忙しい人だ。そしてその特異性から、アメリカでは「道化師」、日本では「グロテスク・ジャズ」と蔑まれ…。
私はローランド・カークについて書く時に、いつも強力に弁護する。カークが演ろうとしていたのは、ウケ狙いでも、奇行でもなく、純粋な音楽的、対位法的演奏行為なのだと。確かに演奏している姿は珍妙である。改造楽器も(なぜか)海岸に打ち上げられた深海魚を思わせて、グロテクスだ。しかし、カークの音色、メロディー、ハーモニーのいずれも、辛いくらいにシリアスで、「これは襟を正して聴くべき、真剣な音楽なのだ」と感じる、のは、私だけだろうか。

ジョージ・ブレイスは1960年代にブルーノート、プレスティッジにリーダーアルバムを持つサックス奏者だが、'70年代以降はなんと楽器を自作。しかもストレート・アルトとソプラノ・サックスを溶接、三角形のひとつの楽器にしてしまったという、かなりスゴイ人だ。
その「三角形のひとつの楽器」は、日本では「ブレイスホーン」と呼ばれているが、正しくは"Braithophone"。「ブレイソホーン」と発音すべきらしい。まぁ、日本国民の何人にひとりが、ジンセイで何回くらい発音するかはワカランが。
ドラマーの小林陽一と親交があり、'95年に小林の尽力で初来日。その来日公演を、私は最前列で観てしまった(笑)。'39年生まれで、今でも現役。2010年にはやはり小林の招きで再来日という噂もある。最近は「ハンダ付けの技術が向上したので、昔よりも良い音がしている」そうだ。やはりスゴイ人だ。

続いてドン・チェリー。彼も1960年代のブルーノートにリーダーアルバムを持つ、ジャズ・ジャイアンツのひとり。残念ながら'95年に他界してしまったが、今は養女のネナ・チェリー、実子のイーグル・アイ・チェリーが活躍している(カッコイイお父さんを持って二人ともしあわせだ)。
ドン・チェリーの場合は前者のように一度に複数の楽器をくわえるわけではないが、最後の来日公演ではメインのポケット・コルネットを脇に置き、ステージにヤマハのDX-7を直置きして、あぐらをかいて演奏していたように記憶する。なんともマジカルな雰囲気の人だ。

スケルトン・クルーは…今はほとんど話題に出ないだろうなぁ。1982年結成で'86年に解散。私が高校生くらいの時に、『フールズメイト』などのニューウェイヴ系音楽雑誌で非常に人気があった。フレッド・フリス(G、Vin、Dr)とトム・コラ(Cello、Dr)のデュオで、上半身はギターやバイオリン、下半身でドラムセットという、「ビックリ人間大集合」のような人達だ。のちに1名増員し総勢3名に。演奏楽器は”3×2”で6つになったのかもしれないが、いまとなっては確かめようもない。
'80年代に吹き荒れたニューヨークのアヴァンギャルド・ロック、エクスペリメンタル・ジャズ(とか呼んでいましたっけ?)の中心的存在で、サウンドは極めてゲージツ的だった。

そしてエルメート・パスコアール。彼は「音楽の神」のような人だ。作・編曲とフルート、ピアノを専門としているが、「楽器」と名がつけば何でも演奏する。一番驚いたのは「池」を演奏している姿だ。パンツ一丁で口のところまで池に漬かり、「ブクブクブク~~~」と息を吐く。どうやら何かを歌っているらしく、確かに音楽のように聴こえる。
パスコアールの困ったところ、いや、凄いところは、彼の音楽に共感するメンバーが数多くいることで、今書いた「池の演奏」も数名のバンドメンバーと「ブクブクブクブク、モゴモゴモゴモゴ…」とハモっている。当然全員パンツ一丁。中には有名なベーシストもいる。後半はそのままの体勢で「瓶」を演奏しているのだが、こうなるとなぜ池の中なのか、なぜパンツ一丁なのか、哲学的なギロンが必要となる。
そして、43歳年下の妻(!)も重要なパートナーで、パスコアールの曲に合わせて、多重録音でコーラスをしている姿(ご丁寧に画面をいくつにも分割して奥さん何人も出現)を観ると、「似た者夫婦」…ではなくて、「同病相哀れむ」「割れ鍋に綴じ蓋」…でもなくて、「仲よき事は美しき哉」を痛感する。

とまぁ、こんなちょっと風変わりなミュージシャンをまとめて紹介すべく、そのサウンドを順番に聴いたわけだが(楽しいような、辛いような、不思議な作業である)、これからが本題。

「強烈な共通点があるな!」と気づいたのだ。特に前半のカーク、ブレイス、チェリーの3人。まず感じるのが、なんというか、リズムの「ギリギリ感」。一人で色々な楽器を演奏しすぎたり、色々な人を呼びすぎたりして、あと一歩でグダグタという印象がある(パスコアールは実際にタマにコケている)。さらに音の「出し方」が妙にぶっきらぼうなところ、各楽器のハーモニーが良く言えば立体的、悪く言えばバラバラなところも共通している。ひとつひとつの音が、があまりにも生々しく聴こえるのだ。

「なんだかこれはどこかで観たような、感じたような…」と思って考えると…「紙工作」だ。しかもかなり巨大な。フランス人映画監督ミシェル・ゴンドリーが、『恋愛睡眠のすすめ』(2006年)や、『僕らのミライへ逆回転』(2008年)で見せた、ダンボールを手で切って貼り合わせたような工作。
わかりやすくは「『できるかな』でノッポさんが作っていたような」、と言っても良いし、もう少し高尚に「ジョゼフ・コーネルの箱の中の世界」と言っていい。混沌と調和、若干のイビツさ、そしていくらかのユーモア。楽しいではないか!

ビル・エヴァンスの精緻なジャズとも、コルトレーンのタイトなジャズとも全く異なる、巨大な紙工作のようなジャズ。コイツにハマると抜け出せなくなる。

≪今回のお楽しみリンク≫

◇ローランド・カークの素晴らしいお姿
http://www.youtube.com/watch?v=cyxLKEXS9E0
◇ジョージ・ブレイスの麗しいお姿
http://www.youtube.com/watch?v=Id7qaVmX_DQ
◇ドン・チェリーの見事なサウンド
http://www.youtube.com/watch?v=AvI213pBr2w
◇ちなみにこっちはマジな演奏で非常にカッコイイ!これぞヒップ!!
http://www.youtube.com/watch?v=aNXePvT5H0s
◇スケルトン・クルー(注意:アヴァンギャルドな音がします)
http://www.youtube.com/watch?v=qtgzJQioXP4
◇必見!池を演奏するパスコアルご一同!
http://www.youtube.com/watch?v=06Qm-Z5OsHw
◇ご本人の名誉のため、こんな名曲も残しています(大好きな曲!)
しかし強烈なデュオだな(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=Q3AT6WnU7Rg
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大吉GUY URL 2010-04-04 (日) 21:27

復活おめでとう&ありがとうございます!昔からの一ファンとして,こんなに嬉しいことはありません。最近減少気味のネットの楽しみに,大きな喜びが戻ってきました!

……しまった,CDの購入数が増えてしまうかも知れん……

定成寛 URL 2010-04-08 (木) 17:18

早速のコメントありがとうございます!ブログというものに不案内なので、ブログ的な文章、文体ではないかもしれませんが、つれづれに書いてみたいと思います。果たしてどうなるか?! こちらこそよろしくお願いします。
CDとしては、ローランド・カークが強烈にお薦めです!いや、ブレイスも、昔のドン・チェリーも…。

michiaki URL 2010-05-08 (土) 12:05

久々に拝見いたしました。復活を心待ちしていた身としては是非とも「川島雄三伝」の完成を望んでいます。おかげさまで今ではすっかり川島監督のファンとなりました。よろしくお願いします。

定成寛 URL 2010-05-08 (土) 13:46

michiakiさま、コメントありがとうございます。そうですね、川島傳の方はやはりサダデラの書式に則った方が良いと思うので、ブログではなくアチラで進めたいと思います。もっともブログにも、川島の事はチョコチョコ出てくると思いますが(笑)。おかげさまで10年ほどまえに消失作品を除く50タイトルをコンプリートしまして、ここ4、5年でこっそりとレビューの下書きもしております(気が長すぎるのが私の欠点かと)。
川島傳はライフワークというか、老後の楽しみ(?!)とも考えていましたが、お待ちの方もいらっしゃるので、そろそろ再開しなければ…。

cigarettes_echo URL 2011-09-02 (金) 18:29

Twitterでは貴重な情報有り難うございました。熊本という辺鄙な場所にいると、どうしても音楽の情報が少なくなります。フレッド・フリスの名を見てニヤニヤしちゃいました。法政大学の学館ホールで見た"Naked City" は強烈でした。
エルメート・パスコアール。今から追いかけてみようと思っています。

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