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第79回-音楽の極北

いや、なんというか、恐ろしい音楽紹介を発見してしまった…。



Music in Number Stations (1960s-2009)-冷戦時代の1960年代から2009年までの「乱数放送名曲集」である。乱数放送とはイーサネット等秘話性を持たせることの出来る有線通信、デジタル式の無線通信がない時代に、国防や諜報(スパイ活動)に関する情報を短波放送で数字の羅列で流していたもの。

短波ラジオがあれば誰でも受信出来てしまうので、まさか「**地区の軍事施設を破壊せよ」とか「**軍の幹部を暗殺せよ」と口頭で言うわけにはゆかず、謎の乱数暗号で発信していたのだが…その放送の前後に「音楽」が流れていたのだ。

これまたデジタル技術と関係があり、現在のデジタル選局式の受信機ならば目的の周波数にピッタリと合わせられるが、昔のアナログ式チューナーのラジオの場合、目盛も雑である意味「勘」で合わせるしかない。細かい目盛が切られた「直読」可能な通信機型受信機もあったが、遠く離れたアジト(?)で本国からの指示を待つ人々(工作員?)が簡単な小型受信機で選局出来るように…というわけでこれらの音楽は一種の目印でもあった。こうした音楽やチャイム等は「インターバルシグナル(IS)」と呼ばれ、一般向けの短波放送や、日本はじめ世界中の中波放送でも使われてはいる。そしてそれについては何年か前にこのブログに書いた。

しかし!乱数放送のISはともかく不気味なのだ!そりゃ放送の目的は不気味この上ないが、何もISまでこんな不気味にしなくても…というくらいだ。ただ、妙に陽気な音楽のあとに乱数放送が続く、というのもやはり(そのアンバランスさが)不気味で、どちらにしても背筋がゾクっとする。

うちの家内は一般的な海外短波放送の健全な(?)ISを「怖いよー!これー!」と嫌うが、さすがの私も-小学生時代からISを聴き続け、デスメタルもノイズも平気に享受する私でも-この「乱数放送名曲集」は怖い! しかもこの紹介者、アラビア音楽の曲名も演奏者も解明してる。スゲェ。何者だ?

そしてこのステキな音楽に続けた乱数放送に従って、いったいどこで何が起こったのか…ヒエー!!
これほど不気味な音楽の使われ方はないだろう。というわけでタイトルを「音楽の極北」とした…。

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